【結論】車検費用の相場は?
車検費用は「法定費用+整備工賃+部品代」で決まり、車種や整備内容によって大きく変わります。
- 軽自動車:6万〜9万円
- 普通車(1.5L前後):8万〜12万円
- ミニバン・大型車:10万〜15万円
※交換部品が増えればさらに上がります。
この記事でわかること
- ▶ とにかく相場だけ知りたい人はこちら
- ▶ なぜ高くなるのか知りたい人はこちら
- ▶ 少しでも安くする方法を知りたい人はこちら
- ▶ユーザー車検との費用差を知りたい人はこちら
「車検って、なんでこんなに高いの?」
見積もりを見て、そう思ったことはありませんか?
実は車検費用は法定費用+整備工賃+部品代 の3つで決まります。
差が出るのは、ほとんどが“部品交換費用”です。
この記事では整備士の視点から
- 本当の相場
- 高くなる理由
- 安くする具体策
をわかりやすく解説します。
軽自動車の車検費用はいくら?
軽自動車の車検費用は比較的安く、交換部品が少なければ6万円台で収まることもあります。
目安は 6万〜9万円前後 です。
軽自動車の車検費用 内訳(目安)
| 費用項目 | 金額目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 法定費用 | 約30,000円前後 | 自賠責保険・重量税・印紙代(全国共通) |
| 整備基本料 | 10,000〜25,000円 | 点検・検査・書類作成費 |
| 部品交換 | 0〜30,000円 | ブレーキパッド・バッテリー・オイル類など |
総額イメージ
| 状況 | 総額目安 |
|---|---|
| ほぼ部品交換なし | 約60,000~70,000円 |
| 消耗品交換あり | 約70,000〜100,000円 |
※走行距離が少ない初回車検は安くなりやすく、10万km前後では部品交換が増える傾向があります。
① 法定費用|どこで受けてもほぼ同じ
法定費用は自賠責保険料・重量税・印紙代で構成され、どの業者で受けても金額はほぼ変わりません。
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代(検査手数料)
これはお店の利益ではありません。
車種・重量・年式で決まり、どの店舗で受けても大きな差は出ません。
「なんでこんなに高いの?」と感じる理由の一つは、この法定費用がすでに数万円かかるからです。
② 基本整備費用(工賃)|お店ごとの差が出る部分
基本整備費用は作業工賃にあたり、店舗ごとのレバレートや整備内容によって差が出ます。
いわゆる
- 車検基本料
- 24ヶ月点検料
- 検査代行料
などが該当します。
レバレート(1時間あたりの工賃)
地域差があります。
私の地域では、
- ディーラー:1時間あたり10,000円前後
- 整備工場:1時間あたり8,500~10,000円が多い印象
- リスト
都市部ではさらに高いこともあります。
ここは店舗の設備・保証内容・人件費で変わるため、「高い=ぼったくり」とは限りません。
③ 部品交換費用|ここが一番差が出る
車検費用が高くなる最大の要因は部品交換であり、交換の有無や内容で総額が大きく変わります。
よく出る消耗品
- ブレーキパッド
- ブーツ類
- バッテリー
- ベルト類
- プラグ
- オイル漏れ修理
車検と同時に交換すると、工賃が割安になる部品もあります。
だからこそ、「車検が高い」=「整備が多い」
というケースがほとんどです。
ケース別リアル総額イメージ
実際の総額は走行距離と整備履歴によって、車検総額は大きく変わります。代表的な3パターンで整理します。
ケース別 車検総額目安
まずは全体像を表で確認してから、各ケースの詳細を解説します。
| ケース | 走行距離目安 | 交換傾向 | 総額イメージ |
|---|---|---|---|
| ケースA | 新車〜3万km | ほぼ交換なし | 60,000〜80,000円 |
| ケースB | 5万〜8万km | 消耗品が出始める | 80,000〜110,000円 |
| ケースC | 10万km超 | 整備履歴次第で差が大きい | 100,000円〜 |
ケースA|新車〜3万km前後
初回車検では法定費用+基本整備のみで済むことが多く、比較的安く収まりやすいです。
ケースB|5万〜8万km
ここから消耗品が出始めます。
- ブレーキパッド
- ゴムブーツ
- 補器ベルト
- プラグ
車検項目ではない部品も、走行距離目安で提案されることがあります。
→ 総額が10万円前後に乗りやすいゾーン
ケースC|10万km超え
ここは“これまでの整備履歴次第”。
- センサー類
- マフラー腐食
- 足回り部品
- オイル漏れ
交換が重なると一気に高額になります。
ただし、これまで定期的に整備していれば急激に跳ね上がらないことも多いです。
不安な方は、車検前にチェックできるポイントを確認しておきましょう。
→ 「車検前にやっておくべきセルフチェック7選」
ハイブリッド車は安い?高い?
ハイブリッド車は消耗品が出にくい傾向がありますが、年数や条件によっては高額部品が発生する可能性もあります。
一般的に、
- ブレーキパッドは減りにくい
- 補器ベルトがない車種もある
ため、消耗品は出にくい傾向があります。
その代わり、
年数や距離によってはハイブリッド用バッテリーが対象になることもある
長期保有では別の出費リスクがあります。
ユーザー車検との費用差は?
ユーザー車検は基本的には法定費用のみで通すことも可能ですが、整備を自分で行う前提で考える必要があります。
実際に車検で合格・不合格が分かれる境界線や現場判断の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
さらに、ユーザー車検で不合格になる原因はこちらの記事でチェックできます。
そして、ユーザー車検の手間や費用の内訳は、こちらの記事を参考にしてください。
ユーザー車検を通す場合、車検費用は数万円で済むケースもあります。しかし注意点もあります。実際に挑戦する前に、次の点を理解しておきましょう。
- 整備は自己責任
- 不合格時は再検査
- 工具・知識が必要
「安い=お得」とは限りません。自分で整備をするということは責任が伴います。
車検費用を安くする3つの方法
車検費用は工夫次第で数万円単位の差が出ることもあります。
① 事前にセルフチェックする
事前に車の状態を把握しておけば、突然の高額見積もりを防げます。
→ 車検前セルフチェック記事はこちらです。
② 見積もりを比較する
1社だけで決めない。
車検を安く抑えたい場合、相見積もりを取るのも有効です。
比較すると“相場感”が見えてきます。
③ 「本当に今必要か」を確認する
これが最重要です。整備士として正直に言います。
中には、「今すぐでなくてもいい部品」が含まれている場合もあります。
ただしそれは
- 予防整備としての提案
- 車検の付帯整備として割安で作業できる
- 次回まで持たない可能性がある部品
という意味です。
見送る場合は、後日修理になることも理解した上で判断しましょう。
「本当に必要な交換か?」の判断基準はこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 「車検整備でよくある勘違い交換必須と言われがちな部品」
まとめ|車検費用の正体を知れば、無駄な不安は消える
車検費用の内訳と判断基準を理解すれば、必要以上に高い見積もりに振り回されることはありません。
車検費用は
法定費用+工賃+部品代
この3つの合計です。
「高い」の正体は、ほとんどが部品交換です。
まずは、
- 事前チェック
- 見積もり比較
- 内容確認
この3つをやってください。
それだけで、車検費用は“コントロール可能”になります。
まずは実際に自分の車の状態を確認してみましょう。
→ セルフチェック記事
→ 車検に通る・通らない境界線記事
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