「とりあえず車検は通ってるし大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、車検に通っていても“いざという時に困る”場面は少なくありません。
整備士として現場に立っていると、
- バッテリーが突然上がる
- 高速道路で停止してしまう
- パンクしてもスペアタイヤがない
こうしたトラブルは決して珍しくないと感じます。
この記事では、整備士の視点から“本当に持っておいたほうがいいもの”を厳選して紹介します。
この記事で必要性を理解したうえで、各おすすめ記事へ進んでいただければ、後悔しない選択ができるはずです。
1. ジャンプスタータ|冬の朝に一番多いトラブル
バッテリー上がりは、年間を通しても非常に多いトラブルですが、特に冬場は急増します。
実際に、冬の朝に
「エンジンがかからない、すぐに来てほしい」
という連絡は、もはや冬の風物詩です。
出勤前、保育園の送迎前など、時間に余裕がないタイミングでのトラブルがほとんど。
その場にジャンプスタータがあれば、5分で復帰できたかもしれない——そう感じることは本当に多いです。
なお、バッテリーが上がる原因は「ライトの消し忘れ」だけではありません。
実は整備現場で多いパターンをまとめています。
▶バッテリーが上がる原因7選|整備士が見るリアルな事例
原因を知ったうえで「備えておきたい」と感じた方は、ジャンプスターターの準備を検討してみてください。
最近はロードサービスも混雑しがちで、到着まで1時間以上かかることもあります。
自分で復帰できる手段があるかどうか。それだけで安心感はまったく違います。
2. 三角表示板(または停止表示灯)|高速道路では義務
高速道路でやむを得ず停止した場合、停止表示器材の設置は法律で義務付けられています。
違反すると反則金の対象になりますが、それ以上に大切なのは命を守るための合図だということです。
実際に道路作業に関わる方から聞いた話ですが、三角表示板の設置が遅れたことで後続車が減速できず、追突事故につながったケースもあったそうです。
高速道路では「停まった車がある」と早めに知らせることが本当に重要です。
■ 従来の三角表示板とパープルセイバーの違い
近年は、エーモン パープルセイバーのような停止表示灯も増えています。
従来型(三角表示板)
- 設置のために車外へ出る必要がある
- 100m後方に設置が基本
- 風に弱いこともある
停止表示灯(パープルセイバー)
- 車内からルーフに設置可能
- 発炎筒より視認性が高い
- コンパクトで収納しやすい
安全性を優先するなら、停止表示灯という選択肢も十分アリです。
▶︎停止表示灯(パープルセイバー)の詳しい解説はこちら(後日公開予定)
3. 高速道路で停止したときの基本行動
実際に高速道路でトラブルが起きた場合の流れを簡単に整理します。
- ハザード点灯
- できるだけ左側に寄せる
- ガードレール外など安全な場所へ避難
- 停止表示器材を設置
- 発炎筒を使用
- 110番または道路緊急ダイヤル(#9910)へ連絡
車内に留まるのは非常に危険です。
まずは「自分の身を守る行動」を最優先にしてください。
4. パンク修理キット・空気圧管理グッズ
最近の車はスペアタイヤ未搭載が主流です。
さらに、ジャッキやホイールレンチなどの工具類も搭載されていない車種が増えています。
つまり、自分でタイヤ交換ができない前提の車が多いということ。
パンク修理キットは応急処置用であり、万能ではありません。空気圧管理や早期発見が重要です。
▶︎パンク時の対処法はこちら
(後日公開予定です)
5. ブースターケーブル|アナログだが強い味方
ジャンプスタータがベストですが、ブースターケーブルも安価で確実な備えです。
ただし、
- 接続順を間違えると危険
- 救援車が必要
- 最近はハイブリッド車などで使い方に注意が必要
という点もあります。
まとめ|「持っていれば安心」は本当に強い
トラブルは、起きてから対処すると大きなストレスになります。
整備士として感じるのは、「知っていれば防げた」「持っていれば助かった」ケースが本当に多いということ。
備えは大げさではありません。日常を守るための、ちょっとした安心材料です。
まずは必要性を理解し、あなたのカーライフに合った備えを選んでみてください。
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