🔰 迷ったらこれを選べばOK
初心者が最初に買うべき1セット
👉 アストロプロダクツ「工具セット82点組/74点組」
まずは「どんなセットか」を軽く確認したい方はこちら↓
整備未経験の友人に
「最初に何を買えばいい?」と聞かれたら、
私は迷わずこのセットをすすめます。
DIY初心者が最初に挫折する理由は、ほとんどが同じです。
- 工具が足りない
- 思ったよりお金がかかる
- 必要なサイズが分からず買い直しが起きる
アストロの工具セットは、最小コストで“作業が止まらない状態”を作れるのが最大の強み。
最初のDIY整備としては、ブレーキパッド交換や内装・電装作業にも十分対応できます。
📘 この記事でわかること
- 車のDIY整備で、なぜ最初は工具セットが正解なのか
- おすすめ工具セット3選(初心者〜プロ向け)
- 各セットで“できる整備/できない整備”の目安
- 自分に合った工具セットの選び方
結論は記事の最後で再提示しているので、そのまま読み進めてOKです。
👨🔧 こんにちは、2級整備士・自動車検査員のじゅきたです。
「車のメンテナンスを自宅でやってみたいけど、何を揃えればいいか分からない…」
これは、整備士として何度も相談されてきた悩みです。
ラチェット?
ソケット?
メガネレンチ?
差込角は?サイズは?
正直、初心者が個別に揃えようとすると、どれが必要なのか判断しづらく、ムダも出やすいです。
私自身、整備士になりたての頃は“必要な工具が分からない地獄”で苦労しました。
最初に工具セットを買ったことで、一般整備はほぼ問題なくこなせるようになり、必要に応じて少しずつ買い足す形が一番ムダがありませんでした。
✔ 結論:車のDIY整備の初心者は「工具セット買い」が一番失敗しない
工具セットをおすすめする理由はとてもシンプル。
セット買いは失敗しない。単品買いは失敗しやすい。
初心者が一番やってしまいがちな失敗はコレです👇
- 必要そうな工具だけ買う
→ 作業中に「このサイズがない…」で作業ストップ - 安物をバラバラ買って収納がぐちゃぐちゃ
- 結局あとから買い直しで割高になる
だから、最初は セット買いが最適解 です。
✅ 理由① 最低限必要な工具が一通りそろう
サイズ違い・用途違いを自分で考える必要がありません。
初心者がやりがちな
- 買ったけど使えない
- サイズが足りない
という失敗を防げます。
✅ 理由② 圧倒的にコスパが良い
工具を単品でそろえるとかなり割高。
セットなら必要十分な工具が一式そろい、工具箱までつきます。
特に
- アストロプロダクツ
- シグネット
この2社は価格と品質のバランスがとても優秀。
✅ 理由③ 工具箱が付いていて収納が完成している
DIY整備初心者がつまずくポイントのひとつが
「工具が散らかってどこにあるか分からない問題」
工具セットなら最初から収納ケースにすべて整理されています。
必要な工具がすぐ手元にあるため、作業効率も大幅にアップ。
✅ 理由④ 必要になったものだけ後から買い足せばOK
DIY整備を続けていくと、
- もっと長いラチェットが欲しい
- トルクレンチが欲しい
- 内装剥がしが欲しい
など、自分で“必要なもの”が判断できるようになります。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは工具セット1つで十分です。
🔥 プロ整備士が選ぶ「おすすめ工具セット」3選
レベル別に“ちょうどいい1セット”を紹介します。
🟢【入門向け】アストロプロダクツ|工具セット(82点組/74点組を比較)
「最初の1セットで失敗したくない人向け」
迷ったらこれ。
車のDIY整備デビューに最もおすすめです。

■ 特徴
- 工具がほぼ全部入り
- コスパ最強クラス
- 工具箱付きで整理しやすい
■ できる整備
- ブレーキパッド交換
- バッテリー交換
- 内装バラし
- 各種ライト類や電装作業
■ できない整備(追加工具が必要)
- 足回りの重整備(部位により)
- サスペンション交換
- 固着したボルトの作業
※ジャッキ・ウマ・トルクレンチなども別途必要
👉最初の1セットとして、このアストロ82点組工具セットは間違いありません。
ただし、まずは必要最低限の工具で初めたい方は 74点組工具セット がコスパ抜群です。
以下にアストロ工具セット82点組と74点組の特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
| 項目 | 82点組 | 74点組 |
|---|---|---|
| 内容量 | 多い(基本工具ほぼ網羅) | 必要工具を抑えた基本セット |
| 価格 | 高め(約49,000円前後) | 安め(約20,000円前後) |
| 重量 | 約14kg | 約11kg |
| ソケットサイズ | 1/4DR+3/8DRあり | 主に3/8DR中心 |
| 向いてる用途 | 車・バイク整備 全般 | 日常/軽整備・DIY入門 |
迷う方は以下の基準で選んでください。
- 将来、足回りや重整備もしたい→82点組
- まずは点検、消耗品交換したい→74点組
正直、82点組は価格だけ見ると高く感じますが、後から工具を買い足すより、結果的に安く済むことがほとんどです。
👉 こちらからチェック
🟡【中級向け】シグネット|メカニックツールセット
「DIY整備を長く続けたい人向け」

私自身、整備士の1セット目がシグネットでした。
軽自動車〜トラック(エルフ・キャンター等)まで、10年近く使い続けています。
価格はアストロより少しだけ上がるため、
「最初の1セット」として全員にすすめるわけではありませんが…
アストロと迷うなら、長く続けたい人はシグネット一択。
■ 特徴
- 整備士が現場で使える品質
- ソケット・メガネの精度が高い
- ラチェットの操作感が非常に滑らか
■ 向いている人
- DIY整備を趣味として本格的にやりたい
- 長く使える工具が欲しい
- 安物は避けたい
👉 “ちょうどいい本気度”の工具セットです。
🔴【プロ向け】KTC(または同等クラスの上位セット)
「もう工具で妥協したくない人向け」
整備士の世界では定番中の定番。
品質・耐久性・精度のすべてがトップクラスです。
ただし…
初心者〜中級者は最初からKTCは選ばなくてOK。
アストロ or シグネットで十分。
「工具そのものに価値を感じたい人」向けです。
私の場合、社内の共有工具としてKTCやマックツールがあり、ほとんど持っていません。
🚩【最終結論】あなたはこれを選べばOK
- 初心者(最初の1セットを買いたい)
→ アストロプロダクツ|工具セット(82点組/74点組) - 趣味としてDIY整備を続けたい
→ シグネット|メカニックツールセット - プロ品質で揃えたい/絶対に妥協したくない
→ KTC(上位工具セット)
💡最後にひとこと(プロ目線)
どのセットを選ぶかよりも、
“工具を持っている環境”を作ることが一番大事です。
工具がそろえば、DIY整備のハードルは一気に下がります。
その「最初の一歩」として工具セットは本当に最適解です。
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